こんにちは。ぽっぽ通信です。
残暑も和らぎ、秋の風を感じられるようになりましたね。
青く澄んだ空のもとで
子どもたちは元気いっぱいに体を動かして遊んでいます♪
さて、今回は、この夏の子どもたちの気づきを
聞こえてきたつぶやきと一緒に紹介します!
子どもたちの目につく所にザリガニを置いてみました。
(どんな反応をするのかな?)と、様子を見ていると・・・・
ザリガニに気づき、目を輝かせながら
「わーー!! ・・・・・・カニ・・!?」
「ちがうよ!ザリガニだよ!」
「ぼくんち、かってたことあるよ!」
ザリガニを知っている子は、得意そうに教えてあげていました。
経験からくる自信がうかがえますね(^-^)
教えてもらったお友だちは、知っている子の言葉に耳を傾け、
関心を持つ姿が見られました。
ザリガニを触ろうとすると、シュルッと勢いよく逃げます。
「びっくりしたーーー!!」
「おしりから、シュってうごいたよ!」
「いしのうしろにかくれちゃった」
どうすれば捕まえられるんだろう?
子ども同士のやり取りの中で、
もっと知りたい!という探究心が生まれたようです。
図鑑を見て知ろうとします。
知りたいという心が、図鑑に書かれている言葉を
一生懸命読もうとする意欲につながっていきます。
不用意に手を出すと危険であったり、
よく見ていなければ捕まえることも出来ません。
子どもたちの目は、真剣そのものです!
2歳児のМくんは、ザリガニをじっと見ていて・・・
「ザリガニもМくんのことみてる!」
ザリガニとずっと目が合っていたんだね♡
相手に関心を寄せて、よく見て心を寄せ、時を共有しようと試みる姿には
大人も学ぶところがありますね☘
視覚・触覚を使って生き物と関わった子どもたちですが、
嗅覚によって、何を感じるのでしょうか?
いろいろなハーブのにおいの違いを感じてほしくて
しそ・バジル・レモンバームを置いてみました。
一番反応したのは、バジルでした。
「ママだけがパスタにいれてるよ!」「あ、これマルゲリータだ!」
「おいしそうなにおいがする!」
嗅いだことのあるにおいから、「あの時のにおいだ!」とひらめき、
その経験を生き生きと教えてくれます。
初めて嗅ぐにおいは「なんのにおいだろう?」「なにかににている・・」と
探究していました。
いつかまた、このにおいに出会った時、「このにおいだったのか!?」と
過去の経験と結びつくといいな、と思います。
私たち保育者は、子どもたちが自らそれに気づくことを期待して、
さりげなくきっかけを取り入れています。
園庭の花壇に、赤や黄色の鮮やかな花や、
においを感じられるハーブを植えました。
すり鉢もありますね♪
さてこれから、子どもたちは何に気づき、
どんな好奇心を持つのでしょうか(^^♪
気づくことが学ぶ力の始まりです。
すぐに興味を持つ子・持たない子、様々ですが、
興味を持った時に心が動くんですね。
子どもたちは時に、私たちが想像しなかった言葉で、
何を学んだのかを教えてくれます。
そんな純粋で素直なつぶやきに耳を傾け、
感動を次に繋げていけるような環境設定を考え続けていきます!
次回は、9月30日(水)を予定しております。